SDGs(エスディージーズ)への取り組み

砂⼭靴下株式会社さんは、SDGs(エスディージーズ)に取り組んでいると、ホームページに記載されていました。SDGsにある、17のゴールすべてを目指しているのですか?」

田村さん「企業によって取り組めるゴールと、取り組めないゴールがあるので、すべては無理です。でも代表の砂山は、企業の責任だからと力を入れている部分なんです」

※アニメでわかるSDGsというのが、YouTubeにあったので紹介します。

「なるほど、どのような取り組みで、ゴールを目指しているのですか?」

田村さん「大きく分けて、3つの取り組みをしています。環境に配慮した商品、機能性のある商品、社内環境の整備です

SDGs(エスディージーズ)17のゴールの項目です

エコなシルクを使い資源を無駄なく使う

田村さん「まずは、環境に配慮した商品ですが、当社で使っているシルクがそうなります」

「シルクが、環境に配慮された商品なんですか?」

田村さん「シルクにも種類がありまして、絹紡糸(けんぼうし)、絹紡紬糸(けんぼうちゅうし)と呼ばれる糸を当社では使用しています」

絹紡糸(けんぼうし)はなめらかでしっとり系です

絹紡糸(けんぼうし)

生糸を繭(まゆ)から取り出した後の短繊維などを原料にして紡いだ糸です。生糸より繊維の長さは短くなりますが、短繊維の中では柔らかな光沢と風合いをもつ高級感のある素材です。

絹紡紬糸(けんぼうちゅうし)はふわふわしたさわり心地です

絹紡紬糸(けんぼうちゅうし)

絹紡糸(けんぼうし)の短繊維を再利用した糸。光沢はありませんが素朴な風合いで節(ノイル)を含む短繊維は空気をより含むので保温性・吸湿性にも優れています。

「シルクにも、いろいろと種類があるんですね」

田村さん「当社では、シルクから落ちた短繊維を再利用して商品開発をしています。資源を無駄なく使うことで12 つくる責任つかう責任』など、4つのゴールが達成できます」

エコなシルクを使うことで、4つのゴールを達成させます

田村さん「また、紫外線を防ぐUVマスク・花粉症対策マスクもあります。何度も洗って使えるので、環境にやさしい品になっています」

洗って何度も使えるエコマスクです

暑さ・寒さ対策ができる繊維

田村さん「機能性のある商品は2つあります。汗で発熱する繊維『EKS』断熱素材を練りこんだアームカバーです。汗で発熱する繊維は、身体を温める効果があります。なので、暖房の使用頻度を下げることができ、血行も良くなります」

発熱と断熱の繊維で、暑さと寒さ対策も万全です

田村さん「断熱素材を練りこんだアームカバーは、外気の熱を防いで、生地表面の温度上昇を抑えます。腕の内側はメッシュ使用なので通気性もよく、蒸れにくくなっています。この2つの繊維も、SDGsの13 気候変動に具体的な対策を』を含め、4つのゴールが達成できます」

働きやすい社内環境づくり

田村さん「社内環境整備は、育休や時短勤務、介護休暇、定年後の再雇用など、労働環境を整えました」

「働きやすい環境づくりを、されているのですね」

田村さん「はい。8 働きがいも経済成長も』ですね。他にも、効率化や省エネ化をしています」

「働き方以外にも、取り組んでいるんですね」

田村さん「そうです、省エネ化で本社の照明すべてをLEDにしました。また、ICTを利用して作業や物流の効率化を行っています

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